GoogleがSF市のWiFiサービスの提案に参加
8月22日のエントリで触れたSF市のWiFiサービスの企画、9月末に各社からの提案受付を締め切り。1K54さんから先日コメントを頂いた。噂通り、Googleも提案に参加。当地メディアの論調は、本命はComcastやSBC YahooBB等の既存のISPかもという意見もあるが、どうだろう。その他提案企業は、Cingular、Earthlink、Ericsson、Nortel、Motorola、Ciscoや種々Startup等。総計24社。
ネットバブル期の様々なVBの事業計画の1つのパターンは、ネットとWebによって激減する情報伝達コストをTakeして、既存の様々な情報伝達手段のコストとの値差をアービトラージする、というものであった。即ち、今迄100のコストがかかっていたとある業態の情報伝達コストが10になったので、20~30のプライスタグでWebを使ってサービスをFeedする、という感覚。無論、永遠にアービトラージ機会をEnjoy出来る市場など存在しないことは言うまでも無く、その後一言で言えば「価格破壊・無料化」の波がこのサヤ取り機会を潰してしまった。そして各Playerは皆、規模の利益を追求すべく大型化して行き、限界利益で頑張りつつも、Value Chainの別のエリアで何らかの資源の希少性を発見・確保すべく奔走した。
SF市の試みも、このアービトラージ機会の消滅への流れという視点で見ることも出来るが、より本質的なのはアクセスライン自身の位置付けが今迄の「アクセスライン自体が商品である」状態から、ある意味「アクセスラインは当該アクセスラインを通って販売される様々な情報サービスやアプリケーションサービスの販路」に変質し、いわば「商品」からサプライサイドの「コスト」に変質して行く過程の1つ、という捉え方だと思う。
各社の実際の提案内容はDiscloseされていないが、San Jose Mercury Newsによると、SF市への提案ではComcastは4M bps、SBC-Yahooは1.5M bpsのダウンロードスピード(但し有料)なのに対して、Googleは300K bpsの速度で無料と提案したようである。もしアクセス回線自体が商品なのであれば、その競争力は「速度」ということになるだろうが、アクセス回線が単なるサービスの「販路」なのであれば、その速度は「販売する情報サービスやアプリケーションサービスを提供するのに必要十分な速度」であれば良いことになり、当該サービス提供に必要な帯域以上のリソースは「無駄なコスト」ということになる。多分いずれ近いうちにアクセスラインの「速度」がNewsになることは次第に減り、「何が出来るか」がNewsの主流になる日が来るだろう。
#この先自分用の備忘録。
ちなみに今後の展開という意味では、中期的にはanywayアクセスラインのCommodity化は極限まで進むと思うので、当方の今の興味はアプリや情報サービスのPlayer動向がどうなるかという点にある。Salesforceのように、ネットワーク経由でFeedされるアプリケーションの開発環境・DB含む実行環境や共通部品を提供し、Developerに対していわばネットワーク上のOS・アプリケーションサーバ・DBサーバ・開発ツールそして販路までをもネットワーク経由でOne Stopで提供しようとしている動きが面白い。また、様々なデータサービスにもChanceがありそうである。オブジェクト指向プログラミング(OOP)、オブジェクト指向設計(OOD)、オブジェクト指向分析(OOA)とOOはWaterfallの階段を駆け上がり、遂にはオブジェクト指向ビジネス(OOB!!??)の世の中へ。
これだけでは意味不明と思うが、自分の備忘録として走り書き。いずれ頭を整理して書いてみたいと思う。

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