先週、Four Seasons HotelがPalo AltoにOpenした。(正確にはEast Palo Alto。Hwy101のPalo Alto Exitすぐそば。San Francisco空港からだと、20~30分くらいか。)Four Seasons好きとしては早速チェックせねばということで、家内と早速昨日土曜にランチに行ってみる。
ホテルはやや小ぶりなるも、内装や雰囲気はやはりFour Seasons。センス良く、落ち着いた雰囲気で好感が持てる。Openしてまだ3~4日ということで、調度品も何もかも新しく気持ちが良い。レストランはイタリアン中心のメニュー。
訪れてみて印象的だったのは、ドアマン・フロント・レストラン従業員や果ては支配人まで、Openしたばかりのホテル特有の緊張感というか高揚といったものが感じられる点。皆が一生懸命Operationに集中していて、客の動きに目を配り、精一杯の笑顔ともてなしで頑張っている。レストランのウェイターは、ちょっとでもグラスの飲み物が減ると、さっと注ぎに来る。レストラン内を支配人自ら歩き回り、1つ1つのテーブルの客に味を聞いている。
無論、まだまだ皆ぎこちない。ホテルエントランスのドアマンはお客がドアに接近しているのに暫く気がつかず、客が自分でドアを開けようとしているのに気づいて慌てて駆け寄ること数度。レストランでパスタにチーズをかけに来たウェイトレスは、明らかに緊張しているのがわかる。食事中、従業員がテーブルの間を歩き回る頻度が多く、且つ常に複数の従業員の視線を感じて何となく落ち着かない。やる気の裏返し、ということでもあるが、敢えて現在このホテルに欠けているものを挙げるとしたら、それは「さり気なさ」であろう。
無論、それを補って余りある好感がここにはある。それは何だろうと暫し考えていたが、腑に落ちた。ここでは、皆が今まさに「初心」を胸に抱いている。空間に「初心」が満ち溢れている。
そこで考える。国際宅急便で送り切れなかった大きなダンボール箱2つとスーツケースを抱え、San Fraicisco空港に降り立った2004年11月3日の自分。無邪気な野心と希望を胸に抱いていた自分。無論、野心と希望はその後強まる一方ではあるが、一方でシリコンバレーでの生活・ビジネス環境に慣れて来るに従って、自然と自分自身の限界や行動様式のパターンを決めにかかっている自分もいるのではないか、と気付かされる。
「初心」に満ち溢れた空間に身を置き、1年3ヶ月前の自らの初心感覚を思い出した。「初心忘れるべからず」、である。
というわけで、初心に帰りたかったら、Openしたばかりのホテルに行ってみるといい。可能性に満ち溢れた人々の熱気に感化されること請け合いである。
Comments