NILS1日目のセッション「Open Source Softwareの市場動向」。モデレータとして本セッションの進行にあたって事前に考えたことを、ご参考までご紹介する。
まず進行。PalamidaのMarkが30分のプレゼン、20分でZimbraのScottとSocialTextのRossを入れたパネル、最後10分で会場とのQ&Aという事前想定とした。実際、概ね想定通りの進行になった。Audienceは100名余程度か。
PalamidaはOpen Sourceのライセンス問題に取り組んでいるStartupで、CEOは元SUN Microsystemsの上席副社長。同社は巨大なOpen Source Databaseとソフトウェアコード(及びバイナリ)の高速比較ツールを開発しており、同社顧客は自社ソフトウェア資産の中にOpen Source Softwareが混入していないか、そしてライセンス違反のSoftwareが混入していないかを調べることが出来る。
このセッションでMarkが伝えようと思っていたことは、Palamida社自身のSales Pitchは最小限とし、米国でのOSSの浸透度合いの雰囲気を伝えること。定量的な浸透度合いに加えて、米国でこの手のOSS周辺サービスが発達し始めている事実の紹介を通した裾野の広がり。そして、Markが指摘するところの「Software Transparency」の重要性。
当方がパネルにあたって事前に用意した質問メモは以下。
・Strategic Value of OSS
OSSモデルが自社ビジネスに現在どのように貢献しているか。まずはRossに振る。Wikiは元々OSSのツールから出発している。WikiがOSSだったことによるメリット。次にZimbraに振る。何故自社製品をOSS化したか。
→ この問いは、1つ前のZimbraのセッションでかなりClarifyされたので実際はOmit。
・Penetration of OSS beyond the LAMP layer
今後OSSがLAMPを越えてアプリケーションレイヤーにどの程度浸透して行くと思うか。Markに状況を聞く。OSSで広く使われるキラーアプリは何か。何が最初に来そうか。アプリケーションレイヤーでOSSが成功する為のKSFは何か。Scottに振る。Rossに振る。手ごたえはどうか。
・The competitive landscape against incumbents
大手パッケージベンダと機能ベースで競合するOSSが増えていった場合、競合環境はどう変わっていくか。RossとScottにMSとの関係を等を聞く。
・Revenue/Profit models of the software industry
OSS含め、ソフトウェア産業の今後の収益モデルをどう考えるか。関連キーワードはSaaSやSOAあたりか。各位に振って、最後にMarkの総括的しゃべりでしめる。
米人3人のパネル、通訳を交えながらどの程度盛り上がるか正直出たとこ勝負であったが、各パネラーの通訳を務めて下さった各位の素晴らしいPerformanceもあり、後半戦で議論の方向をぐぐっと(強制的に?)たぐってなんとか形になったのではないかと思う。
当方自身も、かなり楽しませて頂いたセッションとなった。

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