今日からNILS。午前中のJALで札幌を目指す。羽田空港の売店で念願のMAISENのカツサンドをGet。大変うまい。
札幌新千歳空港に定時着。快晴。北海道らしい、大変爽やかな気候である。空港の周囲には緑も多く、西海岸を彷彿とさせる雰囲気。タクシーに乗り込んでいざホテルへ。道中ノートパソコンを開き、AdBriteのPhilip Kaplanとプレゼン用Power Pointをめくりながら各ページの要点を詰めて行く。
新札幌のSheraton-Sapporo着。時計を見ると、1時40分。担当セッション開始まで1時間を切っている。チェックインして部屋に荷物を降ろし、早速控え室へ。Philipと担当Sessionの進行議論を始める。今回の担当Session概要は以下の通り。
14:30-15:30 Session2- A ネット広告配信サービス市場の現状と展望
スピーカー
Adbrite Founder & President, Products, Philip J. Kaplan 氏
Admob, Vice President of Business Development, Niren Hiro
株式会社オプト 代表取締役CEO 海老根 智仁 氏
モデレーター
Mitsui & Co. Venture Partners, Inc Investment Partner, 竹内 寛 氏
というわけで、ネット広告配信の今後というテーマ。控え室でPhilipと話していると、Hiroさん、海老根さん登場。15分ほどでささっと対立軸を浮かび上がらせ、骨子を纏める。事前打ち合わせが大変盛り上がるが、この議論の続きは本番でということでいざ会場へ。セッション開始まであと10分。
観客数はきちんと数えていないが、150人程度か。壇上に上がり、Moderator席に座ってセットアップ。プロジェクタの切り替えスイッチの説明を受ける。続けて壇上から広い会場全体を見回す。天井が高い。観客の中に、友人や知り合いの顔が沢山見える。そろそろ時間か。マイクを握り、開会を宣言。まずは当方の自己紹介。続けてPhilipにプレゼンを促す。壇上にライトがあたり、辺りが暗くなる。Philipが話し始める。彼のプレゼンは緊張からかやや話が長い傾向があるが、Power Pointをめくりながら彼が喋ったことを要点を絞って逐次通訳で会場に流し込んで行く。。心地よい緊張感。最後に用意していたビデオを2つばかり流す。
続けてHiroさんのプレゼン、そしてPanel Discussionへ。NILSではもう何回もSession Moderatorを務めているが、今回は内容的にも議論のFocusを絞る難易度がやや高め。時間の制約もあり、日本語と英語を適宜切り替え、通訳もしながらPanelistの発言を時にはばきっと切ってゴリゴリ進めて行く。最後に会場に振ってQ&A。シメを海老根社長に振ってお言葉を戴き、Session終了。やれやれ。15分ほどオーバーしたが、なんとか形になったか。そういえばホテルに着いてからばたばたしていて、折角カメラを持って来たのに写真を一枚も撮れなかった。。
実際のセッションの中身はCopyright by NILSということだと思うので、セッションに臨むにあたって当方が元々考えていたキーワードだけ少し書いてみる。AdBriteはWeb系のAdExchangeで、AdMobはモバイル系のExchange。オプトはネット広告代理店。
モデレータを引き受けるにあたり、当方はいつも全体を統合するキーワードを考える。そして、このキーワードに向かってセッションをDriveして行く。(いつもDriveし切れていない、というお叱りを受けそうではあるが・・。)
以前、Web2.0 for Enterpriseのセッションを担当した際には、非構造化データのハンドリングというポイントに拘った(2006年5月28日付弊Blog「NILS 2日目: Web2.0 for Enterprise」、及びCNET関連記事御参照)。前回の昨年11月のNILSで検索がテーマのパネルを担当した際は、「気付き」をキーワードとした(CNET関連記事、及び2006年12月25日付弊Blog参照)。さて、今回の「ネット広告配信サービス」で浮かぶキーワードは何だろう。
色々浮かんできたが、取り敢えず決めたのは素直に「最適化」というキーワード。最適化対象は2つ。1つは広告価格の最適化。配信サービスの勃興によって、大量の小口Publisherとの個別折衝労力がカットされてLong Tail部分に適正価格がもたらされる。Head部分との価格差理由はBranding等必然性のある点に収束。要は、メディアの持つ広告媒体としての根源価値がよりダイレクトに広告単価に反映されて行くようになるのではないか。ここで、最終的に所謂大手ネットメディアとLong Tail部分の媒体価値価格差がどの程度の水準に落ち着くのか、大変興味深い。
もう1つの最適化対象は、Ad Exchangeの浸透を考えた場合の広告流通業務全体の最適化。平たく言えば、Ad Agencyがもたらす根源価値を問う動き。Ad Agencyが持つ、Ad ExchangeでAutomate出来ない人間系の価値とは一体何か。セッション前のPanelistとの打ち合わせ時に、セッションをより面白くする為にPhilipやHiroさんに「Exchange Fundamentalism」 (Ad Exchange原理主義、要はExchange万能主義的な感覚)の立場を取るよう御願いしてみたが(こんな英語は無いだろうが、面白いので造語)、帰ってきた答えは意外とマイルドなもの。Agencyの果たす役割は確実にある。AgencyとExchange、どう棲み分けたり融合して行くか、大変興味深い。
Anyway、担当セッションが終了して一段落。夜のPartyでは久しぶりにお会いする方々との会話が楽しい。300人規模のPartyと盛況。NILSの場だけで半年毎にお会いする方も多く、この場は当方にとって友人知人の近況を知る大切な機会でもある。
8時からは会場前面でPhilipのドラム演奏。直前になってやたらと照れ始めるPhilipの背中を押して、ドラムセットへ。なかなかの腕前で盛り上がる。






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