Googleが新ブラウザGoogle Chromeを発表
久しぶりに食べ物ネタ以外のエントリ。Googleが新しいブラウザGoogle Chromeを発表。一言で言うと、新しいブラウザというよりは、まともなアプリケーションの実行環境が出て来たということかと思う。1つのタブ内のアプリのクラッシュが他に影響しないように、ブラウザのタブ毎に別のプロセスを割り当てる。また、1つのタブ内でドメインを移動した際にも今迄見ていたページのプロセスをTerminateしてメモリを開放する仕掛けになっている(らしい)。そしてJava Script VMを1から書き起こし、大幅な高速化と安定化を図っている。随所にSolidなアプリ基盤を作ろうというこだわりが感じられて、興味深い。
ちなみにConcept漫画(こちら)によると、このJava Script VMのCoreはChrome非依存で、他BrowserやJavaScript Engineを必要とする他Projectでも使うことが出来る。即ち、GoogleはJAVA Scriptを用いたアプリ実行環境を世の中全体として良くしたいと考えている、ということになる。高速化の要因は、①本来ClasslessのJava Script実行時にClass的概念を導入&Optimization、②本来インタプリタ言語のJava ScriptにCompiler的概念を導入してインタプリタのオーバーヘッド解消、③Garbage Collectionの高度化・徹底化などなど、極めて直球勝負。
Google Chrome自身がブラウザシェアをどれだけ取れるか、という話とは別に、当方がGoogle Chromeに意義を見出すのは、Google Chromeが出て来たことによって「ブラウザを本格的なアプリケーションの実行環境としてある意味正式に認知するコンセンサスというか方向性が明確に示された」ことだと思う。今後、他ブラウザのRoadmapに与える影響は大きいだろう。
元々ブラウザ上でちょっとした処理をさせる為に使われていたJava Scriptを本格的なアプリ分野で使うにあたり、実行環境をちゃんとしましょう、というメッセージ。過去のAJAXの提案はブラウザをアプリ基盤として使うPotentialを提示し、今般のChromeは当該提案をよりCriticalなアプリ分野で実現する為の具体的な解を提示したという捉え方はどうだろう。Google ChromeにはGoogle Gearsも入っている事実とあわせて、また一歩Desktop OS非依存の世の中が近づいたということか。

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