2009年の元旦をMexico、Cancunで迎える。元旦の朝食はおせち料理とはいかず、メキシコ料理となった。Beef FajitaとCheese Quesadillaを3枚。いずれも美味。2008年の正月はLos Angeles、2007年はHawaiiのLanai島、そして2006年はMexicoのLos Cabosだった。正月を日本で迎えなくなって久しい。
1週間に及んだMexico旅行も今日が最終日。朝食後チェックアウトまでの数時間、朝日に輝く美しいカリブ海を眺めてBeachで暫しまどろみながら、2008年を振り返り、続けて2009年になすべきことを思う。
2008年は特に春先以降10月頃まで、色々と慌しい毎日だった。物理的な多忙さもさることながら、仕事内容の抽象度の変化(メタ化)に対して対応策を考えたり試行錯誤したりする活動が増大した。具体的には、仕事の内容として自分自身で完結するタスクは漸減して行き、如何に自らのノウハウやビジョンを周囲と共有するか、そして如何にして周囲が充実してTeamとしてPerformして行くかという点に仕事の力点が急激にシフトして行った。その過程で、様々な試行錯誤や学びがあったと思う。2009年もこの方向性は継続しよう。
また2008年は金融危機の表面化を1つの契機として、自らの興味の力点がITやインターネット分野そして代替エネルギー分野を中心とした仕事直結のベンチャー投資活動分野に加えて、久しぶりにマクロ経済や国際金融分野、そして地政学的な議論や歴史分野に拡散して行った時期でもあった。最近は、かかる分野における論考の帰結として得た日本の将来に対する危機感を反映してか、改めて日本について色々と考えてみたくなっており、おそらく当方の2009年の興味の中心の1つとなろう。久しぶりに司馬遼太郎が読みたくなっている。今思えば、過去数年は自らの興味の対象が仕事周辺に偏在し過ぎており、2008年は再びバランスを取り戻した年だったと思う。2009年も引き続き多方面に興味のアンテナを張って行きたい。そして興味分野を広げて行く過程で課題となるのは、限られた時間でどこまで興味の対象を広げて行くかということ。情報収集や分析の生産性をより高めることや、単位時間毎の読書量を増やして行くことも、2009年の目標となる。
日々の情報収集活動の具体的な手段については、引き続き紙からネットへの移行が進んだ1年だった。また、米国を中心とした日本国外で起きている事柄の情報や世論動向の確認手段はほぼ米英の英語メディアに収斂して行き、日本語メディアは日本の政局や日本国内の個別企業活動に関するFact情報の収集手段、日本経済に対する日本国内の見立てを確認する手段、そして「日本のマスが日々どのような情報に接しているのか」という点を確認する活動としての位置付けとなった。また、日本の新聞はオンライン且つSelectiveに読むようになり、日々日本の新聞を通読するというPracticeはかなり減った。ネットを主な情報収集手段として、且つ英語メディアからの情報収集比率が高まる傾向は2009年も継続しよう。その先、情報収集面のみならず、情報発信面でも英語による取組が何か出来ないか、2009年のテーマとしてあれこれ思案中である。この命題は、突き詰めると自らのアイデンティティの問題に行き着く。書くと長くなりそうなので、本件は日を改めて思うところを色々書いてみたいと思う。
2008年は、人前であれこれしゃべる機会を引き続きConstantにTakeして行った年でもあった。例えば6月の北海道と11月の宮崎でのIVS(Infinity Ventures Summit)に引き続きAdvisorとして参加し、米国企業を複数紹介・誘致。そして複数のSessionでModeratorを務めた。また、11月にはPhiladelphiaでWharton Asia Business ConferenceにPanelistとして参加。アジア系VCの立場で色々と意見を述べさせて頂いた。今年は日本のベンチャー系雑誌での隔月連載も始める予定である。引き続き情報発信やExposureの機会を色々とTakeして行きたいと思う。
その他Privateでは、まずGolfは2007年に2回出した自己ベスト89を2008年に更新することは成らなかった。大体90台前半から110位迄の間を行ったり来たり。小林さんとの対決でも敗れてしまった・・。以前と比べてRound回数自体も大分減ったが、引き続き適度に楽しんでいる。時間を作れれば、2009年は一時期Intensiveに練習をして自己ベスト更新を目指してみたい。食べ歩きは引き続きActiveに継続。近隣の目ぼしいレストランはほぼ行き尽くした感もあり、2009年はEast Bay等レストランの探索範囲を拡張して行こうと思う。食べ歩きに加えて2008年はWineも適度にやった。回数を数えていないが、2008年はそれ以前に比べてNapa Valleyを中心にWineryへの訪問回数は増えたのではないかと思う。やたらNapaのBistro Jeantyでビーフシチューを食べた年だった。それでもまだまだ行ったことの無いWineryは大量に残っている。NapaやSonoma、Sonoma Coast、Paso Robles、Carmel Valley、Santa Barbaraの各エリアで、未訪問の定番Wineryを時間の許す限り1つ1つ攻略して行くことを今年の目標としたい。
2008年に不十分な結果に終わったものも幾つかある。まず音楽。ピアノに触れる時間はほとんど取れず、クラシックのコンサートへ足を運ぶ回数も激減した。2008年は夏にMusic @Menloの室内楽コンサートと、Peninsula Symphonyの野外コンサートにいったのみ。音楽を聴き込む時間も全く不十分で、自室本棚に350枚ほど積んであるクラシックのCDをあれこれ選んでPlayerにかける機会も減った。新しいアーティストの動向を追ったりCDを買うことも余り出来なかった。音楽をおろそかにするのは当方にとって激しく本末転倒であり、2009年には意識的に音楽に触れる時間をより多く取りたいと思う。次に、体を動かすことと減量。定期的にアパートのジムに通うと目標設定したが続かず、2009年は、上記食べ歩き継続の目標とは矛盾するが、「さらば飽食の日々」キャンペーンを企画する予定である。その一環として定期的な運動に取り組み、年末までにAdMobのNiren Hiroに匹敵するようなあっと驚く減量をしてみたい(言うは易し・・・)。ちなみに余談だが、Nirenとは年末にうちのOfficeで会ったが、相変わらずスリムな体系を維持していた。見習いたいものである・・・。
というわけで、2009年も盛り沢山の1年になりそうだ。充実した1年にして行きたいと思う。
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