土曜の晩から、日頃の不摂生がたたり夏風邪をひいてしまう。体温が38度超まで上がり、頭がぼうっとしながらもRoutineの新聞と雑誌を読了し、読書を少々。あとはひたすら静養。日本帰国後3ヶ月が経過し、少々疲れが溜まっていたとも思う。
過去3ヶ月間、最初の1~2ヶ月は生活のセットアップや日本の経済・政治・企業動向へのキャッチアップ、日本国内各種コンタクト先へのreconnect、そして仕事環境へ慣れて状況把握を進めて方向性を企画することに費やし、7月に入ってから幾つかの仮説をベースに仕事上の課題設定や社内外の関係者との関係構築に取り組んだ。仕事のMenu構成が一旦Fixしたことに加えて、各種情報収集や読書ペースも落ち着き、夜の宴席も週2~3回程度に収束して来て、全般的に新たな生活のリズムがほぼ確立されつつあった。もう少し落ち着いて来たら体を定期的に動かす機会を持ち、語学をやり直し、楽器の練習を再開し、Golfを再開し、等々、あれこれ考えていた矢先にダウン。少々ペースを落として取り組もうとも思う。。
目下の興味事項は、金融危機後の今後の世界の様相。そして、長期停滞ないしは衰退局面に入った日本で、今後どう仕事人生を組み立てて行くべきかという点。メタなレベルでは、不確実性とどう付き合って行くかというテーマが目下の興味の中心。特に日本の停滞・衰退のベクトルは大変気になるテーマである。シリコンバレーで仕事をしていた際にもこのベクトルを間接的に感じる場面は多々あったが、日本に帰ってみて改めてその切迫感と中長期的な影響について考えさせられることが多い。膨大な財政赤字と年金制度や医療保険制度の先行き不安から始まって、産業界では、素材系企業の国内の設備廃棄や集約の動き、そして内需型企業に散見される国内市場飽和による大手企業同士の合併や海外に成長の活路を求める事業戦略等々。
付加価値路線で1億人が食えるのかという素朴な疑問を抱きつつも、突き詰めれば個人としても組織としてもWorld Wideで通用するエッジを磨くべし、ということかとも思う。体調が回復したら、また時間をみつけて色々書いてみたい。
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