クアラルンプール国際空港の中でも、そして小さなランカウイ空港の中でも、案内板には英語とマレー語に加えてあちこちに日本語の表記がある。そして、Four Seasons Resort LangkawiのVillaに置いてあるHotel施設案内には日本語のページがある。朝食Buffetには地元マレーシアの料理や通常の洋食系の料理と並んで白いご飯と焼き鮭がある。SpaのReceptionにいたマレー人の女性陣と英語でおしゃべりしていると、その内の1人が、自分のお兄さんの奥さんが実は日本人で、、などと言う。そして、マッサージを終えてVillaに戻り、テレビをつけるとNHKの衛星放送が入り、衆院選開票速報をやっている。
Mexico CancunのRitz CarltonやPuerto VallartaのFour Seasons Resortでは日本人や日本語の影は皆無だったが、やはりここはアジア圏。距離的には東京から約5千キロ離れたところに今いるのだが、あちこちに日本が存在し、なんとなく日常の延長線上で日本の影響圏内にいる自分を認識する。不思議な感覚である。
ちなみに、つい4ヶ月前まで5年間近く海外にいたということで、日本の外にいること自体が逆に自然という感覚もある。帰国当初、5~6月の頃は日本国内にずっといること自体が大変不自然で、島国の中で右を見ても左を見ても全部日本人というSituationに面食らっていたりもした。多分、この感覚が未だ残っていて、マレーシアに向かって成田から飛行機がフワッと離陸した瞬間に、何とも言えない開放感というかやれやれ感というか、不思議な感覚が沸き起こった。
海外にいることによる開放感と座りの良さ、一方で日本の影響圏内にいることによる日本人としての日常感。色々な感覚が混ざってよくわからないが、心底リラックスしていることは確かである。。
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